Pâtisserie Grace
Storyby 河村

Graceが生まれるまで — 私が、小さなパティスリーをひらく理由

菓子業の仕事に就いて、15年が経ちました。

菓子業の仕事に就いて、15年が経ちました。

ホテルのパティシエとして腕を磨いた歳月、いくつかのブランドの立ち上げや商品開発に関わった歳月、そうした「菓子作り」に費やした時間のなかで、ひとつ確信したことがありました。菓子の記憶は、味だけで成立しているのではない——さっと過ぎた一瞬の香り、ひと口めの余韻、食べ終えたあとに残る余白、その全部が混ざり合って、あの日の「お菓子」として心のどこかに残っている——ということです。

Graceは、その「記憶に残る体験」をひとつひとつ大切に積み重てはじめるブランドです。

派手さより素材に誠実に向き合い、香りを丁寧に設計して、静かに心に残るものをつくる。まったく特別な日のためだけでなく、いつもの暮らしのなかの、少し美しい時間のために。

「美しい残像には、お菓子がいる」

これは、Graceからみなさんに伝えたいメッセージです。ちいさなお店から、この時間を少しずつ届けたいと思っています。

2026年秋、オープン予定です。どうぞお楽しみにしてください。